悪徳葬儀屋の存在をご存知ですか?
愛しい家族が亡くなったとき、喪家となる私たちはもう二度と一緒に過ごせないその人に縋りつき、泣き崩れることだけで精一杯だと思います。ですが、亡くなった方の届出や斎場の手配お葬式の準備など、現実的に行わなければならないことは山ほどあります。
とてもじゃないけど、悲しみで朦朧とした状態ではかなりきついと言えるでしょう。
そんな状況である喪家を支え、手厚くフォローしてくれるのが「葬儀屋」です。
喪家に変わり、手続きといった必要なことをすべて行ってくれます。
そんなありがたい「葬儀屋」ですが・・・
葬儀屋のなかに「悪徳」が付く葬儀屋が存在するのはご存知でしょうか?
「この喪家からは、いくらお金をふんだくれるか?」
そのことばかり考えながら、喪家に接してます。
そんな悪徳葬儀社に葬儀を依頼すると、もう結果はおわかりになりますよね?
葬儀のお値段を何かと高く釣り上げられていき、内容も喪家をほとんど無視した形で行われます。
すべてを終えたとき喪家に残こったものは、多額の支払いと、思うように亡くなった方とお別れできなかったことへの後悔です。
やり直しのきかない「最後のお別れ」。
絶対に後悔しないためにも、葬儀屋選びはたいへん重要です。
では、葬儀屋はどうやって選べはよいのでしょう?
「良心的」「悪徳」葬儀屋の見極め方、悪徳葬儀屋を選ばないための対処法なども合わせて、
ご紹介しましょう。
葬儀社を選ぶにあたって、最低限必要なこと
不謹慎なおはなしになりますが・・・
ご家族に亡くなりそうな方がいらっしゃる場合、
なるべくはやく、いくつかの葬儀屋に見積もりをお願いしましょう。
これを「自前見積もり」といって、無料で行ってくれるようです。
その方が亡くなった「後」に葬儀屋探しを行いますと、時間も余裕もないため
「行き当たりばったり」に葬儀屋を選んでしまうことになります。
その会社が運良く良心的な葬儀屋であればよいのですが、
これが悪徳葬儀屋だったら・・・
ご家族を守るためにも、苦しいでしょうが冷静になって先を見据えた行動をとるように心掛けましょう。
どうやって探す?良心的な葬儀屋の探し方
良心的な葬儀屋を選ぶにしても、肝心な探す手段がわからないですよね?
電話帳を開いて片っ端から問い合わせるにも、効率が悪い。
そもそも自前にわかっていれば、誰も悪徳の呼び名が付属している会社なんて選びません。
では、効率的に良い葬儀屋を探す方法をお教え致しましょう。
地元・地域に深く関わっているため、下手なことはできないでしょう。
悪い評判とは、すぐに広範囲で広まるものです。
良心的な葬儀屋さんのホームページは、親切なものが多いです。
葬儀を行うにあたって、最低限必要なものとなくても困らないものが丁重に説明されており、かつ専門的な知識がない私たちにもわかりやすく掲載されております。
この手段は、訊ねる側の心情に配慮しなくてはなりません。
ですが、利用者本人から直接訊ける情報は、なにより信用できるでしょう。
「ここで判断」良心的な葬儀屋の見分け方
先ほどは、良心的な葬儀屋の「見つけ方」をご紹介しましたが、
本当に良心的かどうかは、本人が直接かかわらないと判断できないでしょう。
そこで「見分け方」のポイントをお教え致します。
見積もりを依頼するとき、葬儀屋の言動を細かく観察しましょう。
良心的な葬儀屋は、お客様に対する言葉使いや接し方が丁寧で親切です。
「予算はどれくらいか?」「どんな葬儀を行いたいか?」など、
良心的な葬儀屋は、まず依頼主の状況や要望を細かく伺います。
そのなかで、不必要なものは一切勧めません。
それどころか助言までしてくれます。
それらをまとめた上で、適切なプランを提示してくれるでしょう。
葬儀だけでなく「お坊さんへのお布施」「提供する引き出物やお料理」といった、関係する費用や内容までも細かく見積り、説明もしっかりとしてくれます。
良心的な葬儀屋は、常に依頼主の要望を元にして、足りないところや必要なことを助言するという形でサポートを行うようです。
依頼主を中心として、葬儀屋本位にすることはまずありえません。
「ここで判断」悪徳葬儀屋の見分け方
次は、悪徳葬儀社を見分ける「ポイント」をご説明しましょう。
経験者に訊くところによると、葬儀屋の社員と初対面にもかかわらず言動の所々に違和感を感じるそうです。
そのような嫌な感じを覚えたら、なおさら警戒を強くして様子を伺ってみましょう。
依頼主への対応に、どこかめんどくさそうだったり、馴れ馴れしい口調で説明したり。
このような葬儀屋はやめておいたほうが無難でしょう。
提示された見積書が大雑把。
細かい内容を訊ねると、はぐらかそうとする。
また、費用の面がかなり曖昧。
高確率で「別料金」や「不必要なもの」を上乗せしてきます。
依頼はやめておきましょう。
葬儀を行うにあたって、中心となるのは喪家(依頼主)です。
その依頼主を無視し、葬儀社の要望のみをのませようとする会社はお勧めできません。
葬儀屋社員が身につけているもの、スーツにシワがあったり靴が汚れていたり、髪がだらしなかったりと、そのようなところでも会社の内情を判断できます。
いづれ喪家になるときに備えて
葬儀で慌てない、葬儀社のいいなりにならない為には、家族が元気なうちに対策をしておくことがかんじんでしょう。
それにはまず
・葬儀に関する対策本などを読んでみる。
・要望や考えを明確に持っておく
・家族の要望を聞いておく、もしくは遺言書をしっかりとかいてもらう
心構えや準備は、いくらはやくても損はしません。
しっかりと対策を練っておくことで、「最後のお別れに」心を残すことは避けられるでしょう。