故人の若いころの経験などの話について
故人に関する話題はあまり好ましくないとも思われますが、故人をしのびながら故人の向かいの頃の話や若いころにしたいたずらや子どもの頃の思い出など他愛のない話であればかなり効いていても楽しめるものとなるでしょう。
故人の家族でも知らなかったような話で、恥ずかしい思いをしなくても済むものであればよりお通夜の雰囲気を明るく変えることができるでしょう。
こうした話題を出せるのは故人との親交が多かった人だけであり、なかなか一般的な人ではできない事なので、故人と仲の良かった人が率先して話していくか、話をしてもらえるように流れを作っていくのが最適でしょう。
特に長い間友人出会った人物や幼いころから一緒に成長してきたような仲間であればそういった話を楽しむ事もできるので、良く内容を考えて話していくと良いでしょう。時には友人として故人と一緒に楽しんでいた趣味の事等に触れることでもとても明るい雰囲気を持たせることができるでしょう。亡くなってしまった人に対する失礼がなく、家族が聞いても他の参列者が聞いても恥ずかしくないような内容であれば、しっかりとお通夜の席で話題を振りまくことができるでしょう。それでも話題は事前に親族の方に確認をとっておくと安心できます。
真剣に取り組んでいた仕事の話について
お通夜において意外と多く話題に上がる故人がしていた仕事の話ですが、故人が活躍した話や任されていたプロジェクト等様々な要素を含めて話をする事でより明るく楽しい話題にする事ができます。
親族の方々が効いても嫌な思いをしないで済むような話をしっかりと選んで話すことができれば、それだけお通夜を楽しい時間にする事ができます。親族の方々は大切な家族を失ってかなり落胆しているので、そういった気持が少しでも和らげられるような話題を選んでおく事も大切です。
会社において故人がひそかにクセにしていた事や故人と一緒に仕事をした人間として故人の個性や仕事の様子を楽しい話も交えながら話題に出来れば参列者でも楽しく落ち着いて話を聞くことができるでしょう。話す立場としてもある程度話題が多くある仕事の話であれば気軽に話をする事ができ、しっかりと楽しい時間を演出する事ができるでしょう。
特に故人と仕事で一緒に長い時間を過ごしていたような場合は様々な側面で親族の事も話題に上げることができるので便利に話をしていくことができるでしょう。
仕事の話であれば親族でも多少なり話が通じる部分もありますが、普段あまり見る事のない部分なので悲しい思いをしなくても済む場合が多いです。
お通夜であまりしない方が良い話題について
お通夜ではあまりしない方が良い話としては、故人の話をしながらも親族や家族のことを詳しく話してしまうような話題は親族からするとあまり好ましいものではないと思われています。
特に故人が生前に漏らしていた家族に対する愚痴や家族とけんかをしたような話題は大勢の参列者がいる中でされてしまうと恥ずかしい思いをしてしまうのでできる限り避ける必要があります。故人の死を悲しんでいる親族は、あまり故人の生前の様子を長々と説明されると余計に故人に対する思いや悲しみが出てきてしまうので精神的に辛いという事も考えられます。
そのため、家族や親族があまり故人を思いださずに済むような仕事の話や趣味の話等を第三者の視点でしていくととても効果的にお通夜で話題を持つことができるでしょう。また故人のお金にまつわる話もあまり良いものではなく、ある程度プライベートにならないで済む程度の話をする事が大切です。
また故人に対する愚痴や生前中が良かった人物であっても故人に対して悪口を言うようになってしまうような場合には十分に注意をして話題を持ち出す必要があります。あまり故人に対して失礼な話しはできないので、しっかりと故人を敬って楽しい思い出などの話に徹した方が良いでしょう。