香典のマナーを心得ておこう
香典は葬儀の際に、故人の霊前にお供えするお金のことを言います。
葬儀に出席する際は、必ず持っていかなければいけません。でも包むお金の額や、何と記入したらよいかなど、頻繁に出席しないと忘れてしまいますよね。なかには初体験で何もわからないという方もいるかと思います。
香典は遺族や故人へ弔意を表すための大切なものですから、きちんとマナーを心得ておきましょう。
金額の相場はいくら?
香典を用意する上でもっとも悩むのが、金額の相場はいくらかということ。それは用意する側の年代や故人との間柄によって異なります。今月はピンチだから…などと自分の都合でケチったりせずに、下記のように一定額を包んで渡すのがマナーです。
香典袋(不祝儀袋)の選び方と書き方
次の悩みどころは香典袋(不祝儀袋ともいいます)の選び方や書き方でしょう。水引の色や結びの形、表書きの言葉など、迷ってしまいますよね。
さすがに祝儀袋と買い間違える人はいないでしょうが、デザインが似ているので混乱することもしばしば。正しいものをスムーズに選んで迷いなく書けるように、下記を参考にしてください。
水引の色、結び方、表書き(宗派別)
香典袋にまかれている飾り紐のことを水引と言います。水引の色や結び方、表書きは宗派によって違いますので、間違えないように気を付けましょう。
※キリスト教式の香典袋には、水引がついておらず十字架や白百合の絵が印刷されたものもあります。
香典返しのマナーも忘れずに
香典というと、つい贈る側のマナーばかりに注目してしまいますが、返し方にもマナーがあることを知っておきましょう。返し方のマナーとは、香典返しのマナーのことです。香典返しとは、遺族が香典を下さった方へのお返しに品物を送ることをいいます。香典返しの際は、礼状を添えることを忘れないようにしましょう。
※キリスト教には本来、香典返しという概念がありません。仏式に習って、死後1ヶ月目の昇天記念日のあとに送るのが一般的です。