【求人のねらい目か?】安定感バツグン葬儀のお仕事|葬儀Book

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2012年8月20日
【求人のねらい目か?】安定感バツグン葬儀のお仕事

人生の最後を飾る葬儀。その葬儀に携わる葬祭ディレクターとはどのような職業なのでしょう。誰もがお世話になるはずなのによく知らない葬儀のお仕事。その仕事内容や気になる給料まで調べてみました。

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そもそも葬祭ディレクターとはなんなのか?

葬祭ディレクターとは、故人を搬送するところから、葬儀の準備、司会、進行、遺族へのケアと葬儀にかかわる事を一貫して行う職業の事。

ちなみに「おくりびと」の主人公は「納棺師」と言われ、故人を棺に納めるまでを受け持っています。

資格は必要?

不要。ただし資格はあります。

厚生労働省が認定し、葬祭ディレクター技能審査協会が平成8年から行っています。
葬儀全般に関する知識や技能を示す目安となっており、1級では社葬を、2級では個人葬を取り仕切る技術があると認められます。

ただしどちらも実務経験が2年間、もしくは5年間必要となります。

需要は?

葬儀がある限りなくなることはないでしょう。

しかし葬儀は地域、宗教、故人、遺族によって何一つとして同じ物はありません。
それだけに非常に難しい職業だと言えるでしょう。

具体的な仕事内容は?

大きくは4つ

  • 故人の搬送
  • 遺族との話し合い
  • 式場の準備
  • 葬儀の進行

故人の搬送

亡くなられた方を自宅、もしくは安置所まで搬送します。
故人の清拭きは病院で行われますので、ドライアイスなどの準備を行います。

遺族との話し合い

葬儀の日程や要望などを話し合います。
契約や、見積書などはこの時点で行うようです。

式場の準備

式場はその時によって、自宅であったりお寺であったりと様々ですが、最近では葬儀会館を使用することが多いようです。

葬儀の進行

通夜、告別式の司会進行を行います。
式をサポートするスタッフもおり、式全体を把握し、問題にはすぐに対応する能力が求められます。

仕事時間は?

会社によって様々なようですが、葬儀がなければ一般的な会社と変わらないようです。
しかしいったん葬儀が必要になれば、21時を過ぎる事も珍しくありません。
いつ必要とされるか分からない職業の為、夜勤待機などもあるようです。

休日は?

特定の日に取れるわけではないようですが、月に4~7日程度。
また、緊急の呼び出しにより休日出勤もあります。

給料は?

会社によって変わるでしょうが、同年代のサラリーマンと同じか、少し上くらいだそうです。
その一方で収入1000万円を超す方も少なくないとか。

仕事に向いている人は?

  • 相手を思いやることができる人
  • 精神力にタフな人

遺族はナーバスになっており多くの場合は混乱しています。その相手の思いを汲み取ることがなりより重要でしょう。また常に死と向き合うプレッシャーの大きい仕事である為、精神力が求められます。

仕事に向いていない人は?

  • 体力のない人
  • 仕事と割り切り過ぎる人

一度葬儀が決まれば、準備から告別式までゆっくりとした休みは取れないでしょうし、時間も不規則です。また用意する物の中には重量のあるものも少なくありません。

非常に強いプレッシャーの中での仕事ですので、ある程度仕事と割り切ることは必要です。
しかしあまりに割り切り過ぎ、葬儀をいくつも行うものの一つと考えるようでは、相手の満足できるサービスを与えるのは難しいでしょう。

葬祭ディレクターになるには?

求人サイトやハローワークで探してみると、葬儀社からの求人が見つかると思います。
最初は葬儀の流れや各宗派ごとの作法の違いを学ぶことから始まるでしょう。

また葬祭ディレクターを養成する学校もありますので、興味のある方は資料を取り寄せるのもいいでしょう。

葬祭ディレクターを目指す方へ

この仕事は、この先も需要が切れる事の無い職業です。

しかし常に失敗の許されない、人の最後に携わる重要な仕事。
実際、安定しているからという考えで入社し、一月も持たずに退社したという話も聞きます。

葬祭ディレクターを目指すのであれば、相応の覚悟をもって臨むことをおすすめします。

著者:渡辺芳樹

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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。